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2017/01/14 17:37
あまり知られていませんが、対馬の原木しいたけはすごいんです。
対馬の原木しいたけは肥料や農薬を一切使用しません。水分と木の養分だけで育ちます。肉厚で独特の風味、弾力があり、『森のあわび』と呼ばれます。一度食べたら病み付きになります。炭火で焼いて、塩とバターで味つけすれば、ほっぺが落ちること間違いありません。
「誰が育てても味は変わらない。ほだ場を作る場所さえ適切に選べれば。対馬の風土が、うまいしいたけを育てる。」
そうおっしゃるのは、佐護で山ねこしいたけを生産している春日亀隆義さん。佐護ヤマネコ稲作研究会の会長でもあります。椎茸品評会にて多くの優秀賞を獲得しています。
原木しいたけを育てるのは本当に大変です。里山から原木(コナラやアベマキ)をチェーンソで切り倒し、切り分けてホダ木にする。それらを一本ずつ山から降ろして、軽トラに積み、ホダ場まで運ぶ。そこで、電動ドリルを使って、何千本のホダ木に何万本もの形成菌を打ち込む。その後、菌を繁殖させてから、立てかけて、年に2回ほど天地返し(ホダ木をひっくり返す)を行う。2年後に獲れるようになり、5~6年は同じホダ木から秋にしいたけが生えてきます。
生産者さんのこの苦労を知ると、しいたけ一つひとつがどれほど貴重なものかがわかるような気がします。生産者さんの思いを消費者に伝えていくこと。安心・安全のおいしものを正しい価格でお届けすること。これが、持続可能な生産と消費に通じる大いなる一歩だと思っています。
300g、180g、50g(どんこ)と3種類取り揃えております。国境の島で対応と風が育てた自慢の山の幸、どうぞご賞味ください!
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